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NPO法人の採用活動の状況
アリスセンターが実施したアンケートによると・・・
回答のあった213団体のうち、184団体(86%)が過去3年以内に有給・有償で働く人材の採用活動を行っています。ただし、定期的に採用活動をする団体は少なく、
多くの団体で採用は不定期に行われています
。
採用活動をする際、
会員や団体関係者からの紹介や口コミ
によって告知・募集を行う団体が多く、ハローワークの利用、チラシなどの配布・掲示、団体のホームページに情報掲載する団体もあります。求人情報サイトや、新聞・地域情報誌を利用する団体はあまり多くありません
NPO法人でもっとも多く募集される職種は
福祉・医療分野の専門職
です。事務系では、一般事務、経理・財務、営業・販売・接客などの募集が比較的多いようです。採用選考の際には、
団体のミッションや活動内容への理解や共感
をもっているかどうかが重視されています。業務内容に関する専門的知識や技術、コミュニケーション力も求められています。
NPO法人の採用活動における課題
採用時の課題について、回答のあった213団体のうち115団体(54%)が、
待遇・労働条件を充分に整備できない
と感じています。また、
採用活動に時間やコストがかけられない
ことや、
応募はあっても適任者が見つからない
ことも課題となっています。
NPO法人が有給・有償人材を確保するにあたり役立つと思われる仕組み
として、
NPO専門の求人サイト
に期待する団体が多いようです。そのほか、NPO間の人材交流(出向の受入れや派遣)やワークシェア、NPOによる合同での就職・就労説明会、企業や行政など他セクターの退職人材の紹介、インターンシップ(短期就業体験プログラム)の受入れなどに期待する団体もありました。